会社が暑いから辞めたいのはあり?
・できればクーラーのきいた室内で働きたい
・これだけ工場が暑いと熱中症になるかも
・工場がちゃんと熱中症対策を取ってくれない
と、お悩みではないですか?

工場勤務歴が長いので、工場内がとても暑い…ってことは何度もあります
よ~。
私の場合、金属加工の工場で働いていたことがあるのですが、その仕事では、金属を
・溶解
・鋳造
・加工
といった工程があるのですが、金属を溶かす場合、溶鉱炉で一気に加熱しますので、工場内が結構熱くなってしまうんですよ…。

溶鉱炉の熱で、溶鉱炉の周りの空気がゆがんでくるんです。
とはいえ、私の場合、「会社(工場)が暑いから辞めたい…」と思ったことは一度もありません。
工場が暑い…というのは、たしかに、快適とは言えませんでしたが、だからといって、それが退職理由になったことはないです。
ですが、周りを見てみると…
・この暑さには耐えられない
・寒いの大丈夫だけど、暑いのは苦手
・なんで、もっと涼しくならないの…
って感じで、工場の暑さに耐えられなくなって、やめていった友人もいます。

この選択はこれであり!だと思います。
自分の苦手な環境にいるのは、ストレスですからね…。
ですが、会社の中が暑かったのにもかかわらず、私が辞めたいと思わなかった理由も、もちろんあります。
ということで本日の記事は、会社が暑いから辞めたい…と、お考えのあなたのために、私が辞めなかった理由について紹介していきますね~。
暑いから辞める…ってもはもちろんありですが、考えるきっかけになれば幸いです。
会社が暑いけど、私が辞めなかった理由
先ほども書きましたが、私は派遣社員として、金属加工の工場に勤務していたことがあります。
2年半くらいだったかな…。
金属加工ということで、金属を溶かして鋳造/加工するのですが…とても快適な職場とは言えなかったです。
というか、どちらかというか働きにくい環境だったのは確か!
ですが、私はやめようと思ったことはありません。
それには理由が3つあります。
箇条書きで書くと、
・職場内に冷蔵庫がある
・空調服を用意してくれている
・職場全体で仲がいい
といった感じの職場でしたので、「これはやめるのはもったいない」と思って、続けることができました。
これだけではよくわからないと思いますので、それぞれくわしく解説していきますね~。
職場内に冷蔵庫がある
金属加工の仕事、ということで、ライン作業ではありません。
なので、時間になったら休憩…という感じではなく、仕事がひと段落したら休憩だったんですよ。
なので、暇なときは20~30分くらいまとめて休憩できるのですが、逆に言うと、いそがしい時は、半日以上休憩できない…なんて感じの職場でした。

設備のトラブルの時って、それが直るまでは休憩できないんですよ…。
トラブル解消までに半日かかってしまうこともありました。
しかも、金属を溶かして再加工するので、溶鉱炉の回りの温度はとても高かったです…。
その熱気が工場全体にこもって…夏はとても暑かったです。
ですが、それは工場もよくわかっていて、工場内に、
・冷蔵庫
・ウォーターサーバー
があり、冷蔵庫の中には、
・経口補水液(OS-1など)
・スポーツドリンク(ポカリなど)
・麦茶
・冷却用のアイス
などがちゃんと入っていました。

工場内が暑いから、会社側で水分は用意するよ。
だから、自分でしっかり水分補給して…ってスタイルでした。
なので、暑く感じたらすぐ水分補給をして…って感じで、確かに工場内はとても暑かったですが、それにもかかわらず過ごしやすかったです。
こんな感じで、会社側が暑さ対策をちゃんとしてくれていますので、

暑いけど…ちゃんと会社がサポートしてくれている
というのがわかったので、会社のせいにはしたくなかったのもあり、暑さに関しては退職理由になりませんでした。
そういえば入って1年目の夏に、一度熱中症になりかけてフラフラ来たことがあります。
その時には先輩が
「大丈夫か?」
って声をかけてくれて、それで、
・休憩室にいって休んで
・医務室で横になって
って感じで、職場内でしっかり対応してくれたのも、今となっては、いい思い出。
熱中症にならないのが一番ですが、そこまでいかなくても、工場の環境がほかの場所よりも熱いので、それでもフラフラ来てしまうことがあります。
そういった時の対応もしっかりしていましたので、とてもいい職場でした。

寝不足などで体調が悪い場合は、フラフラ来ることが多かったです。
って、これは自分が悪いですね。
空調服を用意してくれている
そうそう!
金属加工で金属を溶かすから工場内は暑い…というのは会社側も知っていますので、その会社では、熱中症対策はとてもしっかりしていました。
空調服に関しても、
・冷水の循環する作業服
・ファンのついた空気を送る作業服
の2パターンをちゃんと準備してくれていました。
しかも無料!
工場によっては、こういうものって、お金を取ったりする場合がありますよね。
ですが、そんなことはなく、無料で従業員に配っていました。

熱中症対策の空調服を有料にすると、「お金がかかるから…」と考えて、我慢する人がいるんですよ。
それが理由で熱中症のリスクになってしまう可能性もありますので、これは会社側がしっかりした対応だと思います。
今夏何時で、その会社は工場内の暑さ対策はしっかりしてくれていて、それが従業員にも伝わっていましたので、
・暑さに対する愚痴はありましたが
・会社に対する文句はなかった
という雰囲気の職場でした。
職場全体で仲がいい
しかも、その職場って職場全体で仲が良かったです。
というのも、私の場合派遣社員としていろいろな工場を転々としてきましたが、工場によっては、正社員と派遣社員に明確な線が引かれている工場もあったんです。
ですが、その工場はそんなことはありませんでした!
正社員と派遣社員という働き方の違いはありましたが、だからと言って、
・派遣社員は忘年会に誘わない
・派遣社員はミーティングに参加してはいけない
・派遣社員は意見を言ってはいけない
といったことはなく、和気あいあいと話し合いをしたり、仕事をすることができましたよ~。
班長も、派遣社員から正社員になった、たたき上げの人でした。

その工場で知り合った正社員と派遣社員で、特に仲が良くなった人は、仕事を辞めた今でも時々食事に行ってますよ~。
仲のいい従業員が頑張っているから、自分ももう少しだけ頑張ろう!といった感じで、仕事を続けることができました。
工場に限らず、会社で人間関係がギスギスしてしまうと、そのほかの部分も悪く見えてしまうことがあると思います。
さらに言うと、会社を辞める時に、退職理由として、「人間関係が…」っていうのは、その人を傷つけてしまう可能性がありますので、なかなか言い出せないんです。
なので、その結果、退職理由を「会社が暑いから辞めます…」といった感じで。当たり障りのない理由でごまかしてしまう場合があります。
さいごに…
ということで本日の記事は、私の経験から、「会社が暑いから辞めたい…」と悩んでいる人のために、私が、暑い職場にもかかわらず仕事を辞めなかった理由を紹介しました。
ですが、工場によっては、
・暑さ対策をしてくれない
・毎年熱中症で倒れる人がる
・空調設備が全然効かない
といった感じで、しっかりと暑さ対策をしてくれない場合も考えられます。
そういったことが続く場合は、今の会社を辞めて、転職するのも、もちろんありだと思います。
というか、しっかりと熱中症対策をしてくれない職場であれば、
・自分のためにも
・家族のためにも
なるべく早く転職したほうがいい場合もあります。
工場勤務といっても様々で、
・空調設備のしっかりした部屋での作業
・温度管理をちゃんとしている工場
もたくさんあります。
これから長い期間働くことを考えるのであれば、自分に合った仕事先を選ぶことが充実した人生にもつながりますので、「おかしいな?」と思ったら、一度考え直してみてください。
本日の記事は以上です。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。