40代の派遣社員は悲惨って本当?
・でも、正社員ってそんなにいいものなのかな?
・非正規の派遣社員だとスキルが上がらないよね
・40代でも幸せそうな派遣社員は多いと思うけど…
と、お悩みではないですか?
そうですよね。
40代の派遣社員は悲惨…ってたまに聞きますよね。
じつは、これは、私からすると、半分正解で、半分不正解です。

私は、47歳まで20年以上派遣社員として働いてきました。
もちろん、「40代の派遣社員は悲惨」って思ったことも過去にはありますが、今では全然そんなことはないです。
そうなんですよ!
派遣社員といっても、いろんな人がいます。
その中では、もちろんですが「40代で派遣社員って悲惨だよね…」って言いながら、正社員や無期雇用の派遣社員に転職した人もいます。
ですがその逆に、40代ですが、非正規雇用の派遣社員という立場を利用して、いろいろ頑張って、正社員以上に稼いでいる人もたくさんいますよ~。
私も実は、派遣社員の時はそうだったんです。
「派遣社員としての給料+副業」という形で、あの頃は、正社員以上に稼げていました。

今では派遣社員を辞めて、副業を本業にしています。
といった感じで、40代の派遣社員は悲惨…というのは、一方的な考え方であって、実は、私からしたら、副業のできない正社員の方が悲惨かも…って思ってしまう場合もあります。
これって、別に副業をしているから…という理由だけではないんです。
他の理由で、40代でも派遣社員というライフスタイルを楽しんでいる人もいっぱいます。

そうなんですよ!
派遣社員といってもいろいろな人がいます。
悲惨な人生の人ばかりじゃないんですよ!
とはいえ、もちろんですが、「派遣社員よりも正社員の方がいい」という考え方にも、理解があります。
なので、世間で言わるほど、40代の派遣社員は悲惨ではないのですが…
本日の記事は、「40代の派遣社員は悲惨」と言われる原因とその対処法について、わかりかりやすく紹介していきますね~。
「40代の派遣社員は悲惨」と言われる原因3つ
40代の派遣社員は悲惨…と言われますが、その原因は大きく分けて、
- 雇用の不安定性
- 経済的な厳しさ
- キャリアの停滞
の3つに分けることができます。
これらに対する対処法も紹介していきますが、その前に、この3つについて、わかりやすく解説していきますね~。
1.雇用の不安定性
派遣社員の場合、一時的な雇用である場合が多く、その結果、正社員よりも雇用の面で不安定ですよね。
そうなると、若いうちはまだ就職が多いので、あまり気にならないかもしれませんが、40代になってくると、次の就職先がなかなか見つからなく、その結果、無職である期間が長くなってしまうことも考えられます。

実は、私もそうでした。
40代になってくると、仕事探しが難しくなってくるんですよ。
なので、次の仕事が見つかるまで、1ヶ月待たされたこともあります。
こういったことが、仕事の契約が切れるたびに重なってくると、その分、収入も減ってしまいますので、その結果、経済的に追い込まれてしまうんです。
ですが、正社員の場合、契約切れといったことはなく、安心して仕事ができますので、こういったことが理由で「40代の派遣社員は悲惨」なんて言われてしまう場合があります。

最近では「無期雇用」の条件の派遣先も、徐々に増えてきましたね。
なので、そういった制度を利用すると、雇用期間がなくなりますので、そういった心配もしなくて済むようになります。
これに関しては、いろいろなパターンがありますので、派遣会社と相談してみてください。
2.経済的な厳しさ
40代ともなると、
・老後の積み立て
・家族のための貯金
・住宅ローン
・子供の学費
といった感じで、家計における経済的な負担が大きく、その結果、派遣の収入だけでは生計を立てるのが難しい場合がります。
というのも、派遣社員の場合、正社員と比較して、
・給料が少ない
・ボーナスがない
・退職金がない
といったことに加えて、ケガなどで長期間休職すると、契約切れを理由に仕事までなくなってしまうからです。
こういったことが理由で、派遣社員は正社員と比べて、収入における地盤が弱いんですよね。
そういったことが理由で、「40代の派遣社員は悲惨」と言われてしまうことがあります。
3.キャリアの停滞
派遣社員の場合、正社員と違って、仕事において重要な部分を任されることが少なく、その結果、自分のキャリアがなかなか成長しない場面が多くあります。
ですが、これって、会社側からしたら当たり前なんです。
会社側からしたら、仕事における、
・重要な部分
・責任が重い部分
というのは、契約満了でやめてしまう派遣社員よりも、長く勤務している正社員に任せるのが当然なんです。
なので、仕事におけるキャリア生成という意味では、正社員の方が派遣社員よりも一歩リードしているんです。
こればかりは仕方ないですね…。
ですが、仕事を離れて俯瞰して眺めてみることで、これに対する対処法ももちろんあります。
ということで次の章では、40代で派遣社員は悲惨‥と言われないようにするための対処法について紹介していきますね~。
40代の派遣社員は悲惨と言われないための方法5つ
40代の派遣社員は悲惨…と言われないための方法ですが、
- キャリアアップと資格習得
- キャリアの再構築
- 派遣先とのコミュニケーション
- 副業にチャレンジ
- 新しい派遣会社に登録する
といった感じで、5つの解決策があります。
それぞれ1つだけやってみても効果がありますが、複数実行してみることで、さらに高い効果を期待できます。
ということで、それぞれをわかりやすく紹介していきますね~。
1.スキルアップと資格習得
40代の派遣社員がまず最初にやってほしいことは、
・スキルを磨く
・資格を取る
といった感じで、自分に付加価値を付けることです。
というのも、40代/50代の仕事探しにおいては、資格やスキルがないと、ますますできる仕事が見つからなくなり、その結果、収入がどんどん減ってしまうことが予想されるからです。
そうならないためにも、今のうちから資格を取ってみたりして、次の就職に有利な状況を作っておきましょう。

私もそうですが、40代の後半からは、本当に仕事探しが難しくなっていきます。
なので、そういった時に有利に立ち回れるように、今のうちから、資格やスキルを磨いておいてください。
非正規雇用の派遣社員の場合、正社員と違って、資格を収得するのにかかる費用は会社もちではなく、自分持ちであることが多いです。
となると、ただでさえ少ない給料からさらに出費が増えてしまって…と、損に考えて、資格を収得するのに踏みとどまってしまう人も多いと思います。
ですが、そういった感じでいいつまでたっても資格を取らないでいる方が、実は損なんですよ。
未来の自分に投資すると考えて、資格を取ることを検討してみてください。
そうしないと、本当に悲惨な末路が待っています。
2.キャリアの再構築
40代で非正規雇用の派遣社員の場合、キャリアの再構築をしていることも有効です。
というのも、先ほども書きましたが、非正規雇用の派遣社員の場合、正社員とは違って、どうしても仕事における重要な部分も任されないことが多いです。
なので、その結果、派遣社員の場合、職務経歴がなかなか成長しないんですよ。
ですが、だからといって何も経験していないわけではありませんよね。
なのでそれなりに職務経験はあるはず。
そういた経験を生かして、それを有効活用できる職場を探して、その中でキャリアを再構築するのは、とても有効はなことだと思います。
逆に言うと、40代であれば、キャリアゼロから再就職するのは、むずかしくなっていきます。
なので、今までの経験を生かしたうえで、それを再構築する方向で考えてみてください。
3.派遣先とのコミュニケーション
先ほども書きましたが、最近では「無期雇用派遣」という制度があります。
この制度を使うことで、40代/50代になっても、仕事を切らすことなく続けていくことができます。
ですが、この制度が適応する派遣先と、そうではなく、契約期間が決まっている派遣先ももちろんあります。
なので、これに関しては派遣会社と相談したうえで、将来のことも考えながら決めたほうがいいかな。

無期雇用制度を使った場合、あまり仕事を選べない場合が多く、その結果、かなり遠くの派遣先に決められてしまう場合があります。
(私の友人がそうでした)
無期雇用制度を利用した場合、こういったデメリットもあります。
なので、そういったことも含めて、派遣会社と相談してみてください。
4.副業にチャレンジ
40代で派遣社員の場合、収入が少なく、生活が不安定ですよね。
なので、そういった収入の少なさを補うためにも「副業」を始めている人もたくさんいます。

実は、私も派遣社員として工場勤務しながら、副業をして生活を安定させていました。
その結果、今では、工場勤務を辞めて、独立して稼いでいますよ~。
と、こんな感じで、派遣会社の場合、副業OKなところが多いので、副業をはじめてみるのもいいと思います。
私だけじゃなく、私の友人も副業をして独立しているんですよ。
私の友人の場合、空いた時間を使って、動画編集のスキルを磨いて、しばらくは「派遣社員としての収入+副業の収入」といった感じで、かなりの金額を稼いでいました。
40代で派遣社員直であれば、正社員に就職するために有効な資格やスキルを磨くのももちろんありですが、そういったこととは関係なく、将来独立して稼げるスキルを磨くのもいいと思います。
・将来独立して稼げるスキル
どちらがいいのか?はについてですが、これには正解はないんじゃないかな。
とはいえ、正解はないにしても、ないも対策をしないでいるのは間違いだと思います。
なので、できる範囲でいいので、自分に合ったものを見つけて、それを頑張ってみてください。
◆追記
正社員でもスキルを磨いていないと悲惨かも…
というのも、正社員って、派遣社員と違って、サービス残業とかが当たり前にある場合があります。
そういった時間って、
・お金が稼げないし
・スキルや資格の勉強もできない
って感じで、ちょっともったいないな…と思います。
その点、派遣社員の場合、残業はあってもサービス残業はなく、正社員がサービス残業しているような時間を有効に使うことで、自分のスキルを伸ばしていくことができますので、有利に感じることがあります。

そうなんですよ!
私も私の友人も、派遣社員として働きながら、空いた時間を使って、スキルを伸ばしていき、その結果、独立することができたんですよ。
こういった観点から考えると、サービス残業ばかりしていて、自分に投資できない正社員の方が不利だと感じる場合もあります。
サービス残業って、会社軸であって、自分軸ではないんですよね。
そういった会社軸の働き方をしていると、会社が傾いた時にヤバいんですよ。
その逆に、自分軸の働き方をしていると、会社が傾いても何とかなる可能性が高いんです。
なので、そういったことも考えながら、自分に合った副業を探してみてください。
5.新しい派遣会社に登録する
多くの場合、派遣社員は1つの派遣会社に依存して、派遣先を見つけてもらっています。
というのも、複数の派遣会社に登録するのって、案外めんどくさいんですよ。
なので、仕事を見つけるにしても、使う派遣会社は1社…という感じで、自分で自分の選択肢を減らしているのが現状です。
そうなってくると、40代になってくると、なかなか次の派遣先が見つからず、その結果、無職の期間が長くなってしましまうんです。

こんな感じで仕事が見つからない期間が長く続いてしまうと、悲惨ですよね…。
こうならないためにも、複数の派遣会社に登録しておいて、仕事探しにおける選択肢を増やしておくことがとても重要です。
まとめ
「40代の派遣社員は悲惨」と言われたとしても、あまり気にする必要はりません。
というのも、いろいろと行動してみることで、可能性が開けてくるからです。
先ほども言ったように、
・会社軸で働く正社員よりも
・自分軸で働く派遣社員の方が
余った時間を有効活用することで、将来的には財産となるスキルを身に着けることも可能だからです。
なので、派遣社員であるというメリットを生かして、これから50代に向かって、進んでいってください。
40代を何もしないまま過ごすと、本当に悲惨な50代/60代が待っていますよ~。